白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第21章 光る華の蜜
「赤葦ー?
姫凪また会ってくれると
思うかー?」
その背中を見送った後
赤葦に視線を移して
話し掛けると
「…来ますよ。
あの人だって今に疑問を
持ってないわけじゃなさそうですし
それに…」
「それに?」
「…!紅茶ですよ!
孤爪に淹れるって
張り切ってました…」
眉間に皺を寄せる顔は
明らかにアレだよな?
「なんですか?」
「べーつに!
だとしたら赤葦センセに
頑張って貰わねぇとな!」
明らかに嫉妬してンですけど?
言ったらヘソ曲げそうだし
黙っとこ