第2章 お願いします
スクアーロさんの後ろについて行った。
それにしても綺麗な髪の毛だなぁ…
私の髪は黒髪で短い。
伸ばしてみようかなぁ…
スクアーロさんみたいに綺麗に伸びないと思うけど…
『…へぶっ!!』
(ま、前見てなかった…!!)
いきなり止まったスクアーロさんの背中に思いっきりぶつかって、間抜けな声が出てしまった。
「う"お"ぉい…気をつけやがれ…」
『す、すみません…!!』
(もうエレベーターのところに着いてたんだ…)
「…なんかてめぇを見てると、10年後のお前がここに来た時のことを思い出すぜ…」
『え…?』
スクアーロさんが私を見て少し笑ってた。
『…あ、というか、気になっていたんですが…なんで10年後の私はヴァリアーにいるんでしょうか…?』
なんで10代目たちと同じところにいないで、ヴァリアーで行動していたんだろう…
「あ~…それはな…」
スクアーロさんが言いかけた時、エレベーターの扉が開いた。
「まぁ乗れ。話してやるよ。」
その言葉のとおり、私たちはエレベーターに乗り込んだ。