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HQ商社 営業3課へようこそ!【HQ】

第4章 げつようび。




就業のチャイムがなった。

帰り支度をしていると、向かいの席から声をかけられた。

「梢?今日、夜飯どーする?一緒に食わね?」

『ごめん。今日用事あるから…』

「わかった。」

「お疲れ様デス。」

『あ…月島くん、お疲れ様。』

そう、去っていく月島くんの後ろ姿を見届け、私も駅に向かおうとした。












が、問題発生。

「じゃあさ、駅まで一緒に帰ろうぜ!」

いやいやいや、駅で待ち合わせなんだけど。

『私、メイク直したい…「いこー!」

そういうと、灰羽くんは私のカバンを掴み、ゴーインに一緒に帰ろうとする。

『ちょっまって!』

「待ちませーん!」





どどどどどどどどどうしよう?

つっ月島くんとの待ち合わせばれちゃう!





結局駅まで引きずられるように移動。

なんとかして灰羽くんを改札の向こう側に行かせると、そのまま反対口にダッシュ。










月島くんがどこにいるかなんて探さなくてもわかった。

人ごみから頭1つ、いや2つ分抜きん出ている蜂蜜色の髪の毛。



の隣に綺麗な女の子。

月島くん、ナンパされてる…


私は月島くんに急いで駆け寄った。

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