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【HQ】黒髪系カレシ
第2章 縁の下の力持ち
ため息をつく力、大げさじゃございません?
無自覚だなんだっておっしゃっておりますけど、私全然そんなんじゃないよ?
うん。悪いけど、全然違いますよ?
「ねぇ絢?今日なんの日か、覚えてる?」
相変わらず、少し眠そうな顔で穏やかに尋ねる彼。
畜生…可愛いんだよ、ほんとに。
「お、覚えてるよ。今日は、力が私を救ってくれて、3ヶ月の記念日。でしょ?」
「ん。よしよし。」
優しく頭を撫でる力、
さっきみたいなぐしゃぐしゃじゃないて、優しく
髪の毛を撫でる。
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