第9章 誤解?
ご飯を食べ終えた順に、二階へとあがっていった。
私が最後に食べ終わり、片付けを始める。
ぼーっと考え事をしながら食器を洗っていると、トントンと肩を叩かれた。
「ッ・・・びっ、くりしたぁ・・・・・・あの、どうかしました?チョロ松くん・・」
不意に肩を叩かれ思わず肩が跳ね上がり、顔だけをチョロ松くんに向ける。
チ「手伝うよ、ななみちゃん。」
優しくそう言って、洗い終わった食器を拭き始めた。
「あ、すみません・・・ありがとうございます」
軽く頭を下げ、再び手を動かす。
チ「ねえななみちゃん、なんで逃げ出さないの?」
「え・・・?」
チョロ松くんは食器を拭きながらサラッと聞いてきたが、まさかそんなことをいきなり聞かれるとは思っていなかったので、思わず手が止まる。
こちらが手を止めたからか、チョロ松くんも手を止めこちらを向く。