第13章 監禁 ※チョロ松
「なに、ここ・・・」
チョロ松くんに連れてこられた場所。
昼間だというのに薄暗く、恐らく廃墟だと思われる。
二階建ての建物みたいだけど、ところどころ窓ガラスが割れていて、なんだか心霊スポットみたい・・・
チョロ松くんはそんなこと気にもとめずに建物へと入って行く。
ーーー無理。無理無理無理怖すぎ・・・!!
「チョロ松くん?・・・」
すぐ後ろをついて歩きながら名前を呼んでみるも、返事はなくひたすら奥へと進んでいく。
そして1番奥の部屋の扉を開けた。
「・・・え・・・・・・・・」
扉を開けると外観とは似つかわしくないとても綺麗な部屋だった。
綺麗だが、ある物といえばベッドとガラスで仕切られたシャワールームのみ。
チ「とりあえず、シャワーしちゃって。」
「え?あの・・・」
状況が掴めずに戸惑っていると、チョロ松くんが大きなため息をついた。
チ「シャワーしないなら僕は別にそれでも構わないけど。君はいいの?」
「いや、あの・・・意味がわかりません・・」
ーーー醸してるオーラ怖すぎでしょ!
意味がわからないとか言ったけど薄々はなんとなくわかるよ!?でも素直に受け入れるわけないじゃん!!だいたい本当にここどこなのよ!!