第2章 六つ子は朝が弱い。
?「相変わらず、F6のマネージャーは仕事ができるねぇ」
「っ監督!!本日はありがとうございました。今日のうちの六つ子はどうでしたか!?」
監督「もう最高だったよぉ。特にあのカラ松くん?あの子演技上手だねぇ。これからの成長次第では、次回作の映画に呼びたいくらいだよ。」
「本当ですか!!ありがとうございます!!」
監督「次ドラマの撮影、クランクアップだからその時詳しく話すね。お疲れ。」
「はい!!お願いします!!お疲れ様でした!!」
やった!!
カラ松、演技の仕事に力入れたいって言ってたから喜ぶだろうなぁ。
あっ、そろそろ着替え終わったかな…。
私はスタジオをでて、楽屋へ向かった。
楽屋の扉をノックするが返事がない。
「おーい、大丈夫??そろそろ移動するよー?」
「……。」
「開けるよー?」
そっと扉を開けて中をみると…
お「おい、みろよ!『私はおそ松くんが大好きです!結婚してください!』だって!!こんなかわいい写真付きでだぜ!?あーやべー今なら童貞卒業できるかも…」
ち「にゃ、にゃーちゃんからメッセ来たぁぁぁあ!!『チョロ松くん、以前番組でにゃーの事を褒めてくれてありがとにゃ。また今度コラボとかしようね♡』!?超絶可愛いよ!にゃーちゃぁぁぁぁん!!」
い「……♪」
じ「一松兄さんのその猫耳、可愛いね!!」
い「十四松のそのミサンガもイかすじゃん。」
じ「せやろー?ファンレターに入っとってん!!」
と「はい、一松兄さんと十四松兄さんはその二つ身につけてカメラ見てー?」
パシャ
と「いいのが取れた♡。これ、F6のSNSに載せるから。」
おぅ、毎回毎回お祭り騒ぎだなこれは…
「…みんな、準備できてる?そろそろ移動するよ!」
私が声をかけると5人が一斉に固まった、かと思うと一斉に荷物を集め始めた。
ただひとりを除いて。
か「あぁ、出来てるぞ。」
お「ちょ、カラ松お前いつの間に!!」
か「??みんなが騒いでる間にだか…」
カラ松っ!!!
1人何も言わないから、てっきり影が薄いのかと思ってたけど私が間違っていたわ!!
「流石カラ松!!御褒美になでてあげよう!!イイコイイコ。」
私は立ち上がられると背が高くて届かない為、靴を履くために屈んだカラ松の頭を撫でた。