白昼夢第2幕【太陽の出づる場所】月島明光[®18]
第16章 PROVE-証明する-
「まだ二十歳前だよ!
オヤジじゃねぇし!」
「中学生女子からみたら
オジサンだよー?(笑)
………あの子以外はね(笑)」
カンナが持ってたお茶を差し出す
「あの子は明光くんが
好きだよ
多分、私が明光くんと付きあった頃より
ずっと前から
女の子として。
昔、公園で初めて会った時から
分かってた
明光くんの彼女の私を
辛そうに見てたから」
「いや、流石にそこまで
早くねぇだろ?」
パタパタ手を振ると
「女心分かってそうで
鈍感だよね、明光くん」
ハァ。とため息を吐くカンナ