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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第5章 涙の温度


「布施…行かな……」

「ウラァァ!月島!遅え!!」

『きゃ!田中先輩怒ってるよ!!
蛍くん!行って!!』

姫凪が僕の身体を押す

「行くから。押さないでよ」

手を握って姫凪を見る

『蛍くん??』

首を傾げる姫凪をそのまま
引き寄せて抱きしめる

『きゃ!なに?!』

「いってきまーーす。
チャント見てなよ?僕を。ね?」

胸の中で頷いた
姫凪を離して
手をヒラヒラ振って
体育館に戻った
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