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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第9章 羅睺


「うん。じゃあ、また」

「はーい、バイバーイ♫」
  
閉じたドア

僕はまんまと
追い返された

いや、追い返された事にすら

気付かなかった

明るい声が
屈託ない笑顔が

姫凪と被って

ソイツが企む事なんか

気付く事さえ出来なかった

あの時無理にでも
キミを奪い返してたら

あんな涙なんか
誰も流さずに済んだかも
知れないのに

ゴメンネ姫凪
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