第12章 ♤キズを癒やす手（牛島若利）完結

「どうした？声は抑えろと言ったぞ？」

俺の声にまた身体を震わせ
その度に熱を佩びるのが
指に伝わってくる

「もう一度聞く。どうしたい？
お前が嫌だと言うなら
ここで止めておく」

指の先で蕾をコリコリと
引っ掻きながら耳元を息と
セリフで嬲る

『…ﾝｧ…ﾌ、ｧ…』

必死に殺した声で言葉に成らない

「止めておこうか？」

首を縦に振るだけの状況を作りながら
指の先で刺激を与え続ける
俺の方が言葉と身体が
合っていない
縦に振られる事の無い首を確認すると

「大丈夫…お前をイカせるだけだ
俺の欲求まで満たそうとは思ってない」

薄い下着をずり下げ
熱を佩びたソコに指を挿しこんだ