第12章 ♤キズを癒やす手（牛島若利）完結

「布施」

『は…はい……』

「俺が怖いか？」

『いいえ……』

「ならあと少しだけ…」

布施の服の下の膨らみに
手を持っていく

『あ…いや……』

「声を立てるな…聞こえる…」

背けられた顔を向き直らせ
唇を塞ぐ
くぐもった声と熱い息
変わっていく表情

「その顔が見たかった…」

色気を放ち甘い息を漏らす
纏う空気さえ変わっていく

『や…こんな所で…
お願い…しないで…』

胸のいただきの突起を弄び始めた俺に
涙目で懇願する顔に
またしてもゾクリと下半身は
脈打ち容量は増していく

「言葉と身体が合っていない
どっちが本当かわからんな」

『そ…んな…私……ァ…ﾔｧ！』

突起から手を外しスカートを持ち上げ
薄い下着の上から
秘部を擦るとビクビクと
身体が跳ねるのが伝わる