• テキストサイズ

【暗殺教室】君が好きになるまで

第5章 重要性プレイス


「にゅ……やめなさい間宮さん!」

「どうして?やめないよ、私は」



ドッ!



「認めてほしいんだ……一人でも強いって。居場所は、もうないから」

「っ!」


間宮さんの声はひどく冷たくて、冷淡で、冷酷だった

悲しそうな瞳が何を訴えてるのかなんて、僕らには到底想像がつかない


居場所って?

もうないってどういうこと?


それを考えている間にも、彼女は舞う

どこにもない、彼女の型で

触手を振り回す

上手く利用されたんだ。雪乃さんの才能は


なんでも器用にやりこなしてしまえる

だから、扱える


「ねぇ、小さいときから一人の子供って……感情が薄れちゃうんだって。おかしいね、私にも親がいるのに……寂しいって」


シロはきっと間宮さんの留め金を外したんだ

心のうちにあったものを……全部

今の間宮さんの心を壊すなんて、簡単だったんだ


「きっと、先生を殺したら……パパもママも、誉めてくれるんだろう……ね!」


彼女が止めの攻撃を仕掛けようとしたとき、触手と先生の間に影が走った





「!?」

「危ないですカルマくん!!」

「………………」
/ 262ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp