【HUNTER×HUNTER】漆黒人形〜ドールな薬師〜
第26章 関係
街へ出て、小さめのホテルへと脚を踏み入れた。
「ここはそういうコトをする場所なんだよ」
キョロキョロしていると、そう教えてくれた。
「そうなんですか」
「出来るだけ…優しくするから」
「前にも言いませんでしたっけ?
シャルになら乱暴にされても構わない、と」
「だから…そういうの反則。
加減出来なくなっちゃうじゃん」
「ン…」
重なった唇は私よりも熱くて…溶かされてしまいそうだ。
「ッ…ん…あ…」
口内を貪る舌も熱く、頭がボーッとする。
何も考えられない。
「ん…ふ…」
中々解放されない唇。
シャルの熱が伝わり、私の唇も熱を持ち始めて来た。
それだけで、どのぐらいの間重ね合わせているかが分かるだろう。
「リアはさ…どこに刺青いれたの?」
「どこに、ですか。
自分で探してみてはどうですか?」
「良いね、それ」
チュッ、と首筋にキスを落とした。