第359章 あとがき
朽木白哉
同年代の子たちをなぎ倒し満足していた白哉は もともとそこまで強くはなれないだろうと分家の者には軽んじられていました。
それに懸念した銀嶺は 臨を家庭教師にと頼み込みました。
その頃臨は護廷を休隊し、子育てに専念していた為 何度も断ります。
しかし、臨は根負けすると、白哉の師となり彼を導き 朽木家歴代最強の当主という位置につけました。
芭蕉臨が誰よりも冷静で冷徹という人物を知っています。
緋真と結婚したのも、緋真が側にいれば 臨が朽木家と縁を切ることもないと理解していたからです。
緋真と白哉は 二人とも別の目的があって結婚したということになります。
臨を繋ぎ止める為に グルになる二人。それでも三人は 他人の目には幸せそうに見えていました。
白哉にとって臨は "非常に弱い人物"です。
緋真を失い ルキアを奪うことにより もしかしたら臨が壊れてしまうかもしれない懸念もありましたが、それならそれで朽木が保護をすれば良いなどと若干怖い考えをするような人物です(うちでの設定)。生憎臨は正五位の称号を持っている為 多少の身分差はありますが批判する人はほとんどいません(中流貴族)。
阿散井恋次
流魂街の時からの仲。
自身からルキアを解放してやれるのは 恋次だけと確信しています。
ルキアの家族の一つというだけであって臨の家族ではない。
一方恋次は 臨に対し尊敬はしているが、臨のようになりたいとは思っていません。