• テキストサイズ

恋愛っていいことなの?

第10章 忍び寄る危険


優輝side

俺はストーカーに話しかけた

「久しぶり、瑛太 」

「お前いつの間に、美琴のストーカーに

なったんだ?」と怒りを込めて低い声で言う

と、逆上し始めた。

「お前らこそ、ふざけるな!」

「大学時代も邪魔だけして、やっといなく

なったと思ったら、また現れやがって!」

「挙げ句の果てには、美琴に勝手に告白

して、美琴の初めてをどんどん奪って

汚していった ( ̄ヘ ̄メ) 」

「純粋で無垢で天然な天使のような美琴を

返せ!」

「俺が美琴の運命の相手なんだ!」

と訳の解らないことを言い出して、

美琴のいる学校は本当に大丈夫なのか

心配になった(>_<)

が、先輩に声をかけられ、我に返って瑛太を

逮捕した。

まさか、知り合いを逮捕することになるとは

あまり遭遇しなくなかったが、美琴の為だから

仕方がない。

とりあえず、涼介にストーカーを捕まえた

ことは伝えた。

美琴にはどう伝えたらいいんだろうか?

まずは、瑛太に事情を訊いてからだけど、

まともに話せるのか?

先輩のアドバイスで、事情聴取に俺は立ち

会わないことになった。

理由は、俺がいたらまた逆上して話にならない

からだ。

その代わり、ガラス越しで隣の部屋から

事情聴取を見させてもらった。

瑛太は本当に美琴が好きなのは分かったが、

伝え方を間違ってしまったんだろう。

事情聴取で瑛太が全部やったことを認めれば

やっと美琴に会えると思っていた。

でも、そうはいかないみたいだ。

刑事は最悪のケースも考えるが、

そうならなければとも思っている。

しかし、最悪のケースだったようだ。

また、美琴が傷つくのかと思うとため息が

出た。

そして、原因のやつに電話をかけた。
/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp