第3章 誓いの剣と口紅と
ノアルールは涙目で、ギルドの方に入って行った。
「嬢ちゃん?」
「なんだなんだ?」
カウンターにいる男達はノアルールを見て言った。
ノアルールは気にせず、自分の部屋に入った。
ギルドは地下室にあり、バーの部屋に更に奥にドアがあり、廊下にでるとそれぞれの個室がある。
ノアルールはグラスから部屋を借りている。
ノアルールは自分の部屋に入り、ガチャっと鍵を閉めた。
「ずっ。」
ノアルールは鼻をすすり、ドアにもたれた。
「私は人殺しなんて嫌だよ……」
―ノアルールの両親は彼女の目の前で殺された。
ノアルールが11になる誕生日の日だ。
一人の男が笑いながら両親を殺していた事を。
ノアルールは忘れる事はない。
「私は……」
背後に来る影。
ノアルールは瞬間気づいたが―
「!?」
口を手でふさがれ、抵抗もむなしくそのままずるずると後ろに引きずり込まれた。
微かなロウソクの光りに影の顔が照らされる。
「ルーラさ―!」
だが、ルーラの様子がおかしい。
いつも以上に怖い。
ノアルールは乱暴にベッドに押し倒された。
ガッと口をわし掴みにされ、ルーラが顔を近づけてきて言った。
「貴様に分からせてやる!!!!」
「いやぁぁぁぁ!!!!!」
ビリビリッと服が裂ける音が部屋に響く。
ノアルールの服がルーラに破かれた。
ルーラはノアルールの上に乗り、右手でノアルールの胸を掴んだ。
「俺の心の傷をな!!!!」
「やめて―」
ノアルールはルーラに口を口で塞がれ、ルーラの舌がノアルールの口の中をかき回す。
「んっ!!いやぁ…
……んふっ」
ルーラはノアルールの下着をナイフで切り裂き、露になった裸体をむさぼる。
「嫌だ!!
やめてーーーー!!!」
ノアルールは大きな声をあげたが、ルーラに唇で口を塞がれた。
ノアルールは涙を流し、ルーラの手が下半身にのびる。
ノアルールは抵抗すら出来ないと思って絶望し、ルーラは自分のものを挿入した。
「ぁ……ん!」
「ハァハァ……!!」
ギシギシと揺れるベッドにうつろな瞳が部屋の壁を見る。
ベッドが激しく振れ、そのたび喘ぎ声をあげるノアルール。
―ノアルールはルーラに犯された。