第3章 逆らいの条件
今思うと制服でするのは初めて。
凄いエロいかも……。
「久しぶりの感覚。やっぱシホのは触り心地イイね」
「そんな…ことな、あっあん」
「胸大きくなった?向こうで誰かとヤった?」
首を振るので精一杯。
本当、久しぶりすぎてキモチイイ。
及川先輩は私の胸を揉み続けていると、どんどん真剣な目になって行った。
「岩ちゃん、二人きりにしてくんない?」
手は動かしながらだけど、いつになく落ち着いた声。
だけど岩泉先輩は首を縦には降らなかった。
その様子を及川先輩は意外そうに見ている。
普段の岩泉先輩ならこれくらい聞いてくれるはずだから。
もしかして、バレてないよね……。
緊張が走って鼓動が速まる。
ドクン……ドクッ…ドクッ…ドクドク
及川先輩に鼓動聞かれる……!
焦った瞬間、及川先輩は私の胸から手をどかしてベッドからおりた。
「そうだね。ずっと我慢してたのは俺だけじゃないからね……机の左の棚の奥にゴムあるから。終わったら次は俺の番ね」
シャワーでも浴びてくる。
そう言って及川先輩は、私達を二人きりにして出て行った。
バレてはなさそうだけど、いつものテンションではなかったな……。
「……」
「……」
二人きりになったこの部屋で、私達は無言で見つめ合う。
恥ずかしくて顔をそらしたいくらい、お互いに顔が真っ赤だと思う。
どうしよう……本当に、岩泉先輩だ…。