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【ハイキュー】大王様の奴隷〜命令H〜【R18】

第3章 逆らいの条件


必死な言い訳に何故か涙が出てきて、及川先輩はその涙を信じたみたいだった。


「確かに、セックスでお前を俺の物にしたんだから……二年もしたら俺の魅力なんて忘れてるかもね」


私が必死に逃げようとしていたのと同じで、及川先輩が私を必死で追いかけていたのは……真剣だった。


怒ってるんじゃなくて、心から奮ってるみたいだ。


「もう過ぎたことはどうにもならない。だから烏野で好きにするといい」


ドサッ……


ベッドに押し倒される。


その瞬間、遠い感覚が蘇り始めた。


「今からもう一度シホを抱く。一回でもシホが俺に何かしてほしいって頼んだら、また俺の奴隷になって」


いきなり何を言ってるんだこの人は。


って事じゃない。


この条件をセックスする前に言われたって事は、それでも私が何かをこの人に頼んだら……。


私はこの人無しじゃ……抱かれなくちゃ生きられない存在になる。


「先に言っておくよ。俺が次にお前を奴隷にしたら、他の人間にだってセックスさせるし、一回裏切られた分何をするかわかんないから」


これだけ言ってくれるのはこの人なりの優しさ。


「それでも、もし奴隷が嫌なら。烏野で……俺達青城を倒せばいい」


きっと叶わない事だ。


だって、烏野なんかじゃ青城には敵わないから。


そんなチャンス、あってもないのと同じだ。


だから、今我慢しなくちゃ。


……岩泉先輩の前で抱かれるのは、ちょっと…あれだけど。
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