第1章 まだ気がつかない
10時駅前
「ちょっと早く着いちゃったなー…
福井先輩は…」
「悪りぃ!待ったか??」
前から小走りでくる福井が見えてくる
「丁度今来たところです」
そうかと呟くと
並んでスポーツショップまで歩き出す
チラッと福井を覗き見る
(普段は皆んなに紛れてるから分かんないけど、福井先輩って普通に身長高いよね…それに、私服初めてみたけどセンスいい〜…って私見過ぎ!??)
「そういえば、バッシュ前と同じのにするんですか?」
「いや、迷ってんだよなー割と1つのもんずっと使うタイプなんだけど、最近でたこの新作が気になっててよ!」
そう言うと、福井はカバンから出したパンフレットをに見せる
「あ!これいいですよね!!カッコいい!!思い切って変えてみればいいんじゃないですか?」
「実物みて、良さそうだったら変えてみっかな?」
そう言って笑うと、普段見せるような悪い笑顔ではない福井に少し胸が高鳴る