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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第3章 ペリドットの癒し


「ねぇ、ルヴァイド。私のおでこどうなってる?」

イオスってば、手加減無しなんだもの。跡残らないわよね?

「………」
「………」

無反応のルヴァイドに、アレスは肩を落とした。
けれども諦めずに彼の腕に触れ、話を続ける。

「確かに私のしたことは余計なことだったかも知れないわ。でも私の事で貴方の立場が危ぶまれるよりは、ああした方が貴方の為になると思ったの」

逞しい腕を優しくさすってやるアレス。
ルヴァイドは突然起き上がり、彼女の腕を掴んだ。

「俺の気持ちはどうなる!!」

先程の怒りだけとは違う、悲しみの篭った怒鳴り声にアレスは目を見開く。

「もしレイムがあの場でお前を差し出せと言ってきたら…最悪の結果になっていたぞ」
「…それは…」

ルヴァイドの言う通りである。
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