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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第3章 ペリドットの癒し


心ここに在らずといった様子のルヴァイドに代わり、レイムの言葉にイオスが動いた。

「貴様、自分が何をしたのか分かっているのか!!」
「きゃあ!?」
「命が惜しかったらレイム様に土下座しろ!!」

イオスはアレスの長い髪の毛を掴むと、膝を折らせて彼女の額を地面に擦り付けた。

「すみませんすみません!!ごめんなさいっ!!」

痛みに悲鳴混じりの謝罪をするアレス。
そんな彼女に、イオスは容赦なく蹴りを入れた。

「捕虜であることをわきまえることだ!!」
「うぅ…っ」
「これで気は済みましたか?」

汚れた顔に涙を溢すアレスを横目に、イオスはレイムの顔色を伺う。

「なんだか白けましたね」

レイムは地べたに転がるアレスの啜り泣きを、冷ややかな目で見下ろした。

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