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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第6章 アイオライトの涙


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屋敷に戻ったマグナ達は、居間に集まって沈黙していた。

アレスの目の前には、最初から警戒心を抱いていたであろうギブソンがソファに座っていた。
他の仲間たちも、アレスを取り囲むようにそれぞれ腰かけていて、尋問さながらである。

「話の大筋はミモザから聞いたが…もう一度君の口から説明してもらえるかい?」

鋭い目付きでギブソンが言った。
アレスは、アメルが淹れてくれた紅茶を一口啜ってゆっくり語りだす。

「…私はロッカとリューグ、アグラ爺さんを逃がした後、黒騎士と戦った」

淡々と話すアレスの言葉を聞き逃さないよう、皆が身を乗り出した。

「黒騎士は強かったわ。だからこちらも強力な召喚術で応戦した」

村を焼く炎が強くて、召喚術の威力が想定以上に増してしまった。
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