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セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第4章 アマゾナイトの希望


「……どうせ泣き言でも話してたんだろ。あんたに泣き付いたんじゃねぇか?」

コイツは、弱いから。

「別に普通の話よ。アメルにあげた石の話とか、レルムの話とか」

アレスは真実を隠した。まだ精神的に未熟なリューグでは、その心配も相手を傷付けるだろうと思ったからだ。

「たぶん、全く関係ないこと話して気を紛らわしたかったんでしょ」
「…だと良いがな」

リューグは腰に手をやって溜め息を吐く。

「ロッカの事が心配?」

アレスは茶化すことなく、普通に問いかけた。するとリューグも淡々と話始める。

「心配とは違う。俺達は双子だろ…弱いアイツがメソメソしてんの見ると…」
「まるで自分が泣いてるように見えちゃうの?」

その問いかけに、しばらくした後渋々肯定したリューグ。
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