• テキストサイズ

セレスタイトの歌声【サモンナイト2】

第4章 アマゾナイトの希望


「ロッカは村を、アメルを守るために戦ったの。人殺しなんかじゃない」

貴方はアメルの騎士なのよ。

「守るために戦った貴方を、レルムの人達は誇りに思ってる」
「…誇りに…?生き残った僕を、恨むんじゃなくて…?」
「誰が恨むものですか」

大粒の涙を溢し、信じられないというような表情で見つめてくるロッカの顔を、アレスはハンカチで拭いてやる。

「村は無くなってしまったけど、貴方達が生き残ってくれた。亡くなった村人達が願うのは、残された子供達の幸せだと思う」

だから思い詰めないで。
ロッカは何も悪くない。
貴方の気持ちは、人間ならあって当然のものだから。

「我慢しないで、いっぱい泣いちゃって良いのよ」

涙が貴方を浄化してくれる。

「アレスさん…ぅ…ぅああっ!!」

/ 332ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp