第3章 銀魂/神楽
まずはジャンプを読んでいる天パに言おう。
「明日と一緒にお花見するアル」
「あー、いいんじゃねえのー?」
「銀ちゃんたちも一緒にアルヨ?」
「あー、いいんじゃねえのー?」
本当に適当な男だ。
私はこんな息子に育てた覚えはないのに!!
まあ、それはいいとして
次は新八の所に行く。
お弁当担当要因だから、アイツがいないと意味がない。
「え、明日?」
「そうアル、明日ネ」
「……明日、雨だってよ」
雨……?
じゃあ、明日お花見できないってこと?
、楽しみにしてたのに……。
のパピーも来るのに……。
しょんぼりする私に、新八は言った。
「てるてる坊主でも作ったらどう?晴れるかはわかんないけど、気休め程度にはなるんじゃないかな」
「その手があったネ!ダメガネの癖にいいこと言ったアルヨ!!」
「ダメガネってなんだゴラァ!!」
私はティッシュ箱を引っ掴んで、押し入れに篭った。
そして、一人せっせとてるてる坊主を作り始める。
明日、晴れますように。
そう願いを込めてたくさん作った。
合計30個くらい出来上がって、それをベランダに持って行く。
すると、既に雨はザァザァと降っていて、
その音が忌々しくて、軽く舌打ちをする。
何でこのタイミングで雨なんて降るんだろう。
「明日晴れにしてくれないと困るネ。お願いだから晴れにするヨロシ。してくれなきゃ首ちょんぎるアルヨ」
てるてる坊主に言い聞かせ、私はベランダに吊るし始める。
すると、銀ちゃんがやってきて、
「え、なにこの量のてるてる坊主!気持ち悪っ!」
「銀ちゃんも手伝うアル。明日晴れないと困るネ。が楽しみにしてたアル」
銀ちゃんは大きく息を吐いて、てるてる坊主を手に取った。