第1章 わたしのご主人様がえっち過ぎる件について
「どうしました?濡れてきましたよ」
「…あぁっ!?」
貴久さまの指先が秘部をなぞるので体がびくんと跳ねてしまう。
確かにそこは自分でもわかるほど蜜を溢れ出していた。
「口が止まっていますよ。ちゃんと続けなさい」
「んっ……はい……」
クチュクチュといやらしい音を立てて指が侵入してくる。
こんな状況、集中できるわけがない。
貴久さまの指は私の中をこするよう前後に動き、その度に声を洩らしてしまいそうになるのをぐっと堪えて彼のものに口での愛撫を続けた。
「口でのご奉仕もとても上手くなりましたね」
大き過ぎるペニスを頬張りながら顔を上下に動かしていると、お褒めの言葉と頭を撫でる代わりにお尻を撫でられる。
「奈々花、ご褒美をあげますからこちらを向きなさい」
「…はい」
そう言われて彼のものを解放すると、精液なのか自分の唾なのか分からないもので口の周りがべたべたになっていた。