第34章 真斗×ウェディングドレス
翌日
〇〇ホテル803号室
ピンポーン…
俺は覚悟を決めて、
彼女の所に会いに行った。
どんな形だっていい。
彼女が俺を少しでも
望んでいるなら…
俺だけのものでなくたっていい。
彼女が望んでいるものが
俺の体だけだったとしても
彼女が言った好きが
俺と同じでなかったとしても。
世間からなんと言われようと。
彼女が望むものが
俺にとっての正義だ。
ガチャ…
『真斗くん!
いらっしゃい…
はいって。』
現れた彼女は
初めて会った時のような笑顔で
俺を迎えてくれた。