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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第34章 真斗×ウェディングドレス



「それでは、新郎新婦の入場です!」

パチパチ

その後の挙式は
何事もなく始まり、

幸せそうな夫婦を演じる2人を
皆で祝福し…

彼女を俺のものにすることが出来なかった
という事実だけが
俺の胸に重くのしかかる。

「○○…さん…」

さっきまで彼女を抱いていた手が
まだ彼女の熱を覚えていて
余計に虚しくなる。

「俺はどうしたら…」

この空間に耐えられなくなり
俺はそっと会場から抜け出した。

見ていられなかった。

彼女が他の男のものになるところなど。

受付のあるあたりでボーッと座っていると

「すみません。
聖川様…ですか?」

と、受付の方に名前を呼ばれる。

「あ、はい?」

「あの、こちら…」

手紙?と思われる封筒を渡される。

「?」

「あの、新婦の□□様からです。」

ドキ…

俺はその手紙を受け取って、
誰にも見られないように
手洗いの個室で読む。

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