第28章 トキヤ×チアガール
ガララッ…
ガラッ…ガチャン
スタスタ…ドサッ
グラウンドの裏にある倉庫に入り鍵を閉めて
□□さんの背中を押して
マットに突き飛ばし、その上に覆い被さる。
『きゃっ⁉︎
な、何を……!?!?』
急に突き飛ばされて
驚く彼女に
「無防備すぎる貴女が悪いんですよ…
翔に抱きつかれて…
あんな笑顔を向けて…」
と冷たい視線を送る私。
『…!?!?』
すいません、□□さん。
こんなの八つ当たりだって
わかってるんですけど…
止められそうにないです。
ガバッ…
『へっ!?!?』
「ん…」
『ンンッ!?!?』
彼女の腕を掴んで
無理やり唇を奪う私。
非力な彼女では
私を押し離そうとしたところで
できません。
「…すいません、□□さんッ
でも、…もう、後には引けない…
んっ…」
『やっ、待っ…
一ノ瀬さっ、…なんで…
ふっ、ンンッ⁉︎』
怯えている彼女にさえ
欲情する私。
いつか、彼女を傷つける日がくるんじゃないかと
思っていました…
すいません…本当に…
彼女の腕を一つに束ね、
コスチュームの上から胸を揉んで
首筋に深く口づける。
『ん、やっ、いち、のせさっ…//』
今まで感じたことのない感覚に
震える□□さん。
抵抗する態度とは裏腹にビクッと反応する体。
唇を噛み締めて、泣きそうな顔で
私を見つめる□□さんに心がチクチク痛みます。
『っ、やめて、くださぃ…』
今にも消えてしまいそうな声で
そう言われて、
ようやく、自分のしていることの重大さに気づきました…
「…っ、□□さ…ん、…」
私は震える彼女をそっと抱きしめます。
すいません。
気持ち悪いですよね…
あなたに乱暴してしまった私に
抱きしめられても…
すいません
これで最後にします
すいません…。
「すいません…
本当に、すいません。
私、あなたに酷いことをしようとしました。
ごめんなさい…」