第27章 日向×スク水
『ごめん、もう少し待って?
ほら、ここって恋愛禁止だし…
相当の覚悟がいるっていうか…』
言い訳下手だなぁ…自分。
なんて思いながら
田中くんと少し気まずい雰囲気で
バイバイした。
『ふぅ…』
そのあと、再び廊下を歩いていると
とんとん、と
肩を叩かれて
振り替えると
「おはよっぷ~
○○ちゃんっその後どう?」
と、月宮先生の姿。
『あっ、月宮先生!!
うーん………ダメです
…りゅ、先生
私の話をあんまり
真剣に聞いてくれなくて…』
「そぉ……
んもぅっ!龍也のばかっ!
こんなに可愛い○○ちゃんを
悩ませるなんてっ!」
ぎゅーっ
と、その場の勢いで
私を抱き締める先生に
『つ、っ月宮先生っ!!?//;;』
と、驚いてしまった。
「あ、あらごめんなさい…;;
で、さっきの、うちのクラスの
田中ちゃんよねぇ?
どういう関係なのっ?」
興味津々に聞いてくる先生。
先生、こういうの好きだもんな…
『あ、はい。
どういうって……
昨日告白されて…みたいな………』
照れ臭くて頭をかく私。
「えぇーっ!?!?
お、OKは、、
もちろんしてないわよねっ!?!?;;;;」
驚いて私の肩を揺する先生。
私はこの反応を龍也くんに
してもらいたかったんだけど…
(な、なんか嬉しいな……///)
『ま、まだ…即答でNOとは言えてない…
かな…』
肩を揺すられながら
顔を背ける私。