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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第21章 蘭丸×スポーツユニ (前編)











放課を知らせるチャイムがなって









急ぎ足で体育館へ向かう。








皆には知られていない
秘密の場所。








そこでひっそりと
バスケ部のあの人を見る








誰にも気づかれず
ただひっそりと…








**









『えっと…あの人は……』









体育館の下の窓から
彼の足を探す








けど、








「キャーッ!!!!









嶺二さぁーんっ!!
蘭丸さぁーんっ!!」








という黄色い声援により
あっさりと見つかる。








そう、私の好きな人の名前は
黒崎 蘭丸先輩。








1年生のとき、
痴漢にあったことがあって
助けてくれたのが彼だ。








それから私は1年と少し
届かない片思いをしている。








『ふぁ…








今日もかっこいいなぁ…////』









私は毎日ここへ
彼の練習姿を見に来る








そして、









「黒崎せんぱいっ









はい、タオルですっ!!」









あの可愛い
子猫のようなマネージャー
七海 春歌に
毎日コンプレックスを抱くのだ。







**








蘭丸side









「ランラーン…またあの子来てるよぉー?









声かけてあげないの~?」









そう言って
俺の目の前で
ニカッと笑うのは








寿 嶺二。








中学からの
古い付き合いで







なんとなく一緒にいる。








あの子って言うのが








体育館の下にある窓についた柵に
必死にしがみついて
練習を凝視するちょっと怖いやつ。








あいつが誰かを好きなのか
もしくはバスケが好きなのかは分からない








とりあえず
放置している








もはや名物化しているが
あの女は一切そのことに気づいていない。








誰にも気づかれてないと
おもってんじゃねぇかな…








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