第18章 翔×制服ブレザー
「……なんか、わりぃ…」
『ううん。;;;;』
俺達は愛し合ってる。
でも、親父たちのために
嘘にしなきゃならない。
少し微妙な空気のまま
歩いていると
「○○…ちゃん?」
俺達の後ろから
声がして二人で振り返る。
「……???(誰だこいつ。)」
『武智センパイ!!!』
は?誰?
「君も買い物かい?」
ひょろっと背の高い
細身のその男は
なにやら○○の知り合いらしい。
爽やかな雰囲気で
落ち着いていて
優しそうな奴だ。
『翔ちゃん。
この人はさっきいってた
武智センパイ。』
「あー…」
そゆことか、、
「初めまして。
いつも彼女から君のことを
聞いてるよ?
すごく仲のいい弟がいるって。」
弟ね…
「どーも。…
まぁ、俺達本当にすげー仲いいし?
一緒に風呂も入るもんな?」
「…!!」
俺は弟という言葉を
強調するこいつに
なんとなくイラっとして
仕返ししてやった。
『なっ!!?
は、入ってないですからっ!!////』
○○は首をブンブンふって
否定している。
嘘が下手な奴だな。
お前そんな顔真っ赤にして……
そんなんじゃ、
バレるぞ 笑
「ハハッ
面白い弟さんだね。
あ、そうだ。
今度よかったら勉強教えようか?
テスト期間だって聞いたけど。」
はぁ?
いいっつーの。
俺お前よか頭いいし。
「い、」
『ほんとうですかっ!?!?(キラキラ』
俺がいいって言おうとしたら
○○が目を輝かせて
お願いしますっていうから、
今度の木曜日にこいつがうちに
来ることになった。