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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第17章 砂月×ケーキ







「僕、なんとなく分かっていたんです。








自分のなかにもう一人の自分がいること。








貴女の瞳には僕じゃなくて
僕の中の誰かを見てるんだって







すこし感じていたんです。








いつか、貴女が砂月って
僕のことをよんだことがありました。







僕、分かっちゃったんですよ。








あぁ、僕のなかには
砂月くんて人がいるんだーって。」








泣きそうな顔で必死に笑顔をつくる
那月に○○も泣きそうになって
抱きつく。








ガシッ!!!








いてぇよ、馬鹿力。








『………別に砂月くんのこと好きだけど








あんたのこともちゃんと好きだよ。








だって…








那月くんの中に砂月くんは
いるんだもん。』








「……//








すいませ、ん








僕……」








ぐっと那月の胸に顔を埋めてから








ばっと顔をあげて









『……でも、一番は砂月くんだけとね!!!////』








顔を真っ赤にして目をそらす。








全部が顔に出るこいつなら、
鈍い那月でも気づくだろうな……








「はい…!!///」








それから那月は俺のことを知りたがって
○○は自分のことのように
あることないこと
俺のことをしゃべっていた。








**








こいつらが
きちんと恋人同士になって
結構たった頃。








久々に俺でデートすることになった。








理由はジャンケン。








勝った方がデートできるってので、








俺が最初にグーを出して
入れ替わった那月がチョキを出しただけのこと。






「はぁ………」








『なんで溜め息??;;








あ、砂月くん!!!
クレープだよ!!!』








どんだけ甘いもの好きなんだよ。








毎日ケーキ食ってるくせに。








『ちょっと買ってくる!!』









「はいはい。







あっちのベンチにいるから。」








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