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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第17章 砂月×ケーキ






二人が鬼ごっこをするたびに
グラウンドがめちゃくちゃになる。






学園側はかなりの迷惑を
被っていた。






『はぁ…はぁ…








なんで、
愛しのハニーが来てあげたって言うのに、








逃げんのよ…』








「うるせ…ハァ…俺は、








愛なんて信じねぇ。…ハァ…」








二人で草原に寝そべって
話をする。







一方的にこいつが話すんだが。






○○は
俺を見つめて





『好き…。』








何て言うから、







「……








ありがとうございます!!!








僕も大好きですよ??///」








那月と交代した。








『逃げたなっ!!!』








「……??///」








**








結構こんな毎日が続いていた。








最近は眼鏡も直して
より那月でいる率が上がったからか








那月と仲良くやってるみたいだ。








結局そんなもんなんじゃねぇか…








俺は少しのわだかまりを
感じつつ
那月のなかで
息を潜めていた。








**








「やっぱり○○さんが作る
ケーキは格別です。」








今日もせっせと
お菓子を運んでくる俺の恋人…








いやいや、









那月の恋人は








『当たり前でしょ?








ま、あんたに褒められても嬉しくないけど……//』








顔を赤くして
そっぽ向く。






その姿が可笑しかったが、







二人の関係を素直に祝福できない自分もいた。







「……








さっちゃんにも食べさせてあげたいな…」








『え……?』








突然の那月の発言に
俺も○○もびっくりしていた。








俺の存在に気付いていたのか…… ??








「○○さん、








本当は僕じゃなくて、
さっちゃんが好きなんですよね?」







人気のないベンチで
お皿にのったケーキを眺めて







那月は語り出した。








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