第23章 世界大戦
パァンッ!!!と何かが弾かれた音がした。
ジャ「!シンっ!!!」
白龍「余所見は禁物ですよ、ジャーファル殿。」
キィンッと弾かれるジャーファルの暗器。
ジャ「!しまっ・・・!」
植物をザガンの力で一気に成長させ、ジャーファルを拘束した白龍。
白龍「この武器はお預かりしますね。」
そう言って白龍はジャーファルの暗器を持って、音のした方へと行ってしまった。
紅覇「ファナリスの力と体力って・・・どうなってるわけぇ?」
金属器を支えに立っている紅覇。
木を背もたれにして座り込んでいるマスルール。
紅覇「じゃあねぇ~。・・って、今は聞こえないかぁ。」
フラフラと紅覇はその場を去って行った・・・
ふわり、と浮かんでいる感覚がして目を開けた。
そこは真っ白で、眩しかった。
「・・・ァ・・―――・・・。」
・・・あぁ、やっと、やっと・・・。
「・・・久しぶりだね・・ソロモン・・・。」
「起きろ、マリア。お前の子が、待っている。」
「・・そうねぇ・・。貴方のとこには、まだ行けないね。」
「・・・俺はいつまでも待てるぞ。」
「ありがとう、お兄ちゃん。行ってくるね!」
ふわり、とまた浮かんだ。