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落ちた一雫

第21章  対面








紅炎達一行は、帝都の門の前にいた。




紅炎「・・・お前たちはここで待っていろ。」
兵「!しかし紅炎殿!!!」
紅明「ここから先は、彼らの領域。・・・一気に入っては危険です。」
紅覇「それじゃあ、僕のとこの魔導士数人連れて入ろぉ~?そしたら、すぐに連絡出来るでしょ~?」
紅明「そうですね・・・そうしましょう。」









シンドバッド一行もまた、別の帝都の門の前にいた。


シン「ピスティ、ドラコーン、ヒナホホ、スパルトス。お前たちはここで兵たちと待っててくれ。」
ピス「!でも王様!!!」
シン「話をしてくるだけだ。」
アラ「・・・お姉さん・・。」
アリ「白龍・・・!」
シン「・・・行くか。」






双方の門が、静かに開かれた。







帝都の中は賑わっていた。



「いらっしゃい!!今日は珍しい果物が入ったよ!!」
「新しい首飾りが入ったよ!どうだぃ?」



白瑛「・・・!」
紅覇「・・・以前にも増して、活気が・・?」
紅明「・・武官が見当たりませんね。」




ジャ「・・おかしいですね。」
アリ「?何がですか??随分と普通の町に見えますけど・・・。」
ジャ「“普通”だからおかしいんですよ。」
シン「・・・前皇帝が死んでからまだ1か月ほどしか経っていない。なのに反乱も何も起きてる様子がない・・。」
アラ「・・・いい王様、なのかもしれないね。」
















城の門の前で、双方は出会う。



紅炎「・・・お前たちも来たのか。」
シン「自分の娘に会いに来るのは悪い事かな?」
紅玉「アリババちゃん!!」
アリ「!紅玉!!」
紅明「さて・・・城門前まで来ては見ましたが、開けてくれるのでしょうか?」
シャル「開かないなら強行突破でもしますか?王サマ。」
白瑛「・・・。」










「お待ちしておりました。」


そう言って兵士は門を開けた。








紅炎「・・・どういうつもりだ?」
兵「謁見の間にて、白雄皇帝陛下達がお待ちであります。」





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