第20章 おかえりなさい
白龍「・・・レイ。」
レイと白龍はレイの自室ではない、大きな部屋に来ていた。
レイ「・・・あのね、白龍。」
白龍「何故、ここへ?」
この部屋は皇帝陛下謁見部屋の奥にある部屋である。
レイ「・・・ここにね、いるんだ。」
そう言って、レイは部屋にある布を外す。
そこにあったのは
白龍「・・・人・・ですか、これ。」
水槽の中に丸くなるように水の中で浮かぶ少女。
レイ「・・・お母さん、なんだ。」
白龍「・・・え・・!?」
レイ「お母さんなの。」
レイは水槽を見て、涙を流した。
翌朝、白蓮がレイの部屋に起こしに行ったら部屋に誰もいなくて一騒動あったのはまた別の話である。