第1章 黒子テツヤ編
ここは誠凛高校の体育館。
私はある人に呼ばれてここに来た。
―私は誠凛高校バスケ部を支えるマネジャー。
…とは言っても、リコ先輩の足を引っ張ってしまっているような…?
(コホン)…とにかく、マネジャーつとめてます。
話を戻し、私はある人と待ち合わせているの。
そのある人とは…
「お待たせしました。
少し遅くなってすみません。」
―黒子テツヤ。
黒子くんは急いで来たのかな?
額の汗がとても目立っている。
私は何だろうな~と思い、ここに呼んだ理由を黒子くんに聞いてみた。
「大切な話があります…」
私は黒子くんの言葉に不思議に感じた。
大切な話って何か秘密が有るのかな?
変に緊張してきた……
「…先に少し水城さんとバスケがしたいです。」
私はな~んだと思って緊張をとくと、黒子くんとバスケをした。
初めて出会った一年生の春より、やっぱり腕が上がっているし動きがスムーズ。
成長している黒子くんをこんなに間近で見れるなんて…
私は黒子くんに向かってにっこりした。
火神くんとは違う、何て言うんだろう…
オーラ。
そう、黒子くんは優しい涼しい風のオーラ。
一緒にバスケをしている火神くんが羨ましく感じる。
……私は初めて出会った時から黒子くんが気になっていたんだ…
いい感じに汗をかいた私は、黒子くんの隣に来て座り、休憩した。
「水城さんとバスケ出来て嬉しいです。
ありがとうございました。」
私もありがとうと言って暫く沈黙していた。
すると、黒子くんはボソッと私に向いて言った。
「水城さん、聞いてください。
…ボクは水城さんが好きです。」
私は一瞬黒子くんを見た。
黒子くんは私と目を合わせるとポーカーフェイスの黒子くんが赤くなるのが見えた。