第23章 発と水見式と念能力
そしてあっという間に4週間後。
……いやあの、ほんとにあっという間だった。
ウイングさんは優しく微笑む。
「それでは修行の成果を見せてもらいましょうか」
よっし、ここで実力を見せるチャンス!
見せる順番はゴン、キルア、そして私の順番。
ゴンは水の入ったコップに手を近づけ、練をした。
ブワッ!
「おぉ!!」
「すげー勢いだ!!」
なんと、コップからは水が止まることなく溢れてくる。
前よりもすごい上達してる……!!
やべー!やべーよゴン!!かっこよすぎるよ!!
「……よろしい。次、キルア君」
「おう」
今度はキルアがコップに手を近づけ練をする。
「…よし、いいぜ」
ゴン、ウイングさん、私でその水をなめた。
「!!」
「甘い!ハチミツみたいだよ!」
「ほんと!すごい甘くて美味しいよこの水!(ペロペロペロ…)」
「なめすぎだお前は!!」
「ぐはっ!」
いやだって美味しかったんだもの!
ほんとならグビグビ飲みたいくらい!←
「キルア君も上出来です。さて、最後はさんですね」
「オスッ!」
よぉーし……さて、ここからが私の本気の見せどころ!
私は2人と同様、コップに手を近づけて練をする。
「…えぇい!よっこらどっこい!!」
「何だその掛け声は」
キルアにツッコまれたけど無視!
練に集中しなきゃ……!!
すると、コップの水に変化が起きた。