第18章 カストロとロリとヒソカ戦
「はぁ…とても強そうです(毛根が)」
「ははっ、ありがとう。…君も可愛いのに200階クラスとは驚きだよ」
こいつに可愛いと言われても全く嬉しくないんだが!!
すると、カストロは私に顔を近づけてきた。
え、なにキモい。
「…ほんと、こんなに幼い顔をして……」
「……??」
……なに言ってんの、この人?
そして、カストロは私に一言。
「強いのに幼いギャップ……これ以上萌える要素はない」
「(゜ロ゜)」
こ、こ、こいつ……………
ロリコンや!!!!(゜ロ゜)
「ちょ、無理無理無理無理」
私は恐怖で後ずさる。
「?そんなに怖がらなくても何もしないさ」
いや、萌えって言ったじゃん!
萌えっていったじゃん!!!(2回目)
しかもなんかハァハァ言ってるし!!
「…ちょ、ストップ!」
再びカストロが私に近づいてきたところで、キルアが止めに入った。
キルアァァァア!!あんたホントに居て良かったよ!!!
そこで正気に戻ったのか、カストロは小さくすまない、と呟く。
「さんくらいの年齢が、一番輝く女の子の時期なんだよ。……だから私も少し興奮してしまってね」
「…………」
こいつ末期だ。
ロリコンの末期。
私はキルアの後ろに隠れる。
「………で、聞くけどさ。さっきのどうやったの?」
さっきの……って、カストロが私達の後ろにいたやつか。
「残念ながら教えられないな。いずれ君達とも戦うかもしれないしね」
チラッとカストロが私を見るが、光の速さで目をそらす。
「ははは、答えは試合でお見せするよ………あ、サインだっけ?」
「いや、やっぱいいよ。色紙持ってくんの忘れたし。んじゃね」
キルアは私の手を取り歩き出した。
「……ヒソカとまた違う変態を見てしまった気分」
「いや、オレもビビったよ。なんで強いやつほど変なやつが多いんだろな」
試合を見に行くために、キルアと闘技場に移動。
周りの観客の賑わい方は半端じゃない。
「……もーすぐ始まるな」
「うん」
カストロは変態だったけど、強いのなら学べることがあるかもしれない。
よし!修行のためにもちゃんと学んで帰ろう!