第9章 Valentine1(日向、影山、嶋田、菅原、岩泉、澤村☆)
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放課後、待ち合わせの場所にハジメちゃんが走ってきた。
貴「早かったね」
岩「おう、及川が来ないうちに帰るぞ」
貴「うん」
いつもの帰り道、近道の公園を歩く
貴「ハ、ハジメちゃん。コレ、私が作ったチョコクッキーなの。食べて」
岩「ありがとな」
貴「・・・あのね、私ハジメちゃんのこと好きだよ」
急に腕を引っ張られ、力強く抱きしめられる。
岩「・・・俺もつばさの事好きだ。・・・ホントは俺から言わなきゃいけないのにごめんな。でも言ったら抑えが利かなくなりそうだったから」
貴「えっ、どういう事?」
岩「こういう事」
ハジメちゃんは長い長いキスをした。初めての事だから息の仕方がわからない。苦しくなり、頭が真っ白になった。体が崩れ落ちそうになったのをハジメちゃんが支えてくれた。
岩「悪い、やりすぎた。・・・俺は続きもお前とがいいと思ってる。けど、お前の事を大事にしたいから、今は我慢する」
貴「う、うん」
私は幸せで頷くのが精いっぱいだった。
END
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バレンタインシリーズ続きます→