第8章 Sleeping Beauty (日向翔陽)
日向said
つばさは机に顔を預け、眠ってしまった。
日(つばさホントは宿題終わってるはずだ。いつも俺がわかりやすいようにノートとってくれて教えてくれてんだもんな)
日(・・・つばさの寝顔初めて見た)
俺は急に顔が熱くなってくのがわかった。そしてつばさを抱き上げると、そっとベットに寝かせた。
白い肌に長い睫。俺はサラサラの髪をそっとなで、おそるおそる額にキスをした時・・・扉があいた。
夏「・・・お兄ちゃん」
日「な、夏!!なんで?いや、それよりも、い、今のは」
つばさも俺の声で目が覚め、身体を起こした。
貴(今の感触って・・・もしかして)
つばさは顔が真っ赤になっている。
夏「つばさお姉ちゃんは眠り姫で、お兄ちゃんは王子様だったんだね」
日、貴「えっ?!」
夏「だって、眠り姫は王子様のキスで目が覚めるんでしょ?」
貴「な、夏ちゃん、このことは誰にも話さないでね。話したらお姉ちゃんにまた魔法がかかって眠ってしまうから」
夏「うん!わかった!」
夏はそういって1階に下りて行った。