第30章 lovesickness 3 (月島 蛍)
念のためもう一度、検査をして退院をすることになったので、あと3日は入院だ。その間に影山君が来てくれた。
影「記憶もどってよかったな・・・」
貴「うん、影山君もこの前はありがとう。すごく嬉しかったよ。でも、ごめんなさい。影山君の気持ちに答える事ができない。私好きな人がいるの」
影「そっか、でもだからって諦めないからな。上手くいかなくなったら俺のところに来いよ。それから遠慮して距離置くのナシだからな」
貴「うん、わかった。ありがとう」
私は影山君の優しさに涙が出た。
影「じゃ、次は部活でな」
影山君は少し寂しそうに帰っていった。