• テキストサイズ

大好き☆ハイキュー

第28章 lovesickness (月島 蛍)




部活後、着替えた日向君と影山君と私の3人で坂ノ下に向かう。先輩達も、先に坂ノ下に着いているはずだ。そして校門を出たところで人影を見つけた。日向君はその人影を見ると走り寄った。


日「あれ?!遅くなるから帰っていいって言ってたのに・・・」

彼女「えっと、やっぱり一緒に帰りたくて・・・」


私は二人の様子を見て鼻の奥がツンとなった。


貴「日向君、彼女送るのは彼氏の特権だよ」

日「えっと、でも・・・」


帰りが遅くなった日は日向君にいつも送ってもらっていた。でも、彼女がいる人に送ってもらっちゃダメだよね・・・。


貴「私は大丈夫。他の人に送ってもらうから」


私は無理やり笑顔を作る。


日「ゴメン!ありがとな!!」


彼女はペコリと私たちに頭を下げ二人で帰っていった。


影「腹減ったし、早く坂ノ下行こうぜ」

貴「・・・うん」


私は顔を見られない様、影山君の後ろをトボトボと歩いた。


/ 287ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp