第27章 Sparkling girl (木兎光太郎)
正面玄関を出たところで後ろから聞き覚えのある足音がし、振り向かなくても木兎だとつばさにはわかった。
木「つばさチャン!!俺のかっこいいスパイク見てくれた?もうちょっと待ってくれたら家まで送れるから待っててよ!!」
貴「はいはい、かっこよかったです。でも約束ですから、もう関わらないでください」
木「も~、なんでそんな冷たいかなぁ~」
貴「・・・京治から聞いてませんか?家の事情で彼、私の婚約者候補の一人ですよ。では、失礼します」
木「え、あ、赤葦が~~!!どういういうコト?!」
呆然とする木兎をしり目につばさは走り去った。