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大好き☆ハイキュー

第24章 カレシノジョウケン(灰羽リエーフ)



のんびり歩き家に着いた頃には、大分辺りが暗くなっていた。


貴「あのリエーフ、今日楽しかった。ありがと。・・・明日お礼においなりさん作る」


さっきの手当の事を思い出し、顔が赤くなるのが自分でもわかり思わず視線をそらしてしまった。


リ「手作りっスか?!マジで嬉しいです。でもお礼なら欲しいものがあるんスけど・・・」

貴「何?」


ふいにリエーフの大きな手が私の両頬を包み、目線が合う。


貴「リ、リエーフ?!」

リ「つばささん、可愛いっス」


彼の親指が唇をそっと撫でる感覚に身体が跳ねた。でもどこかで期待している自分がいるみたい。だって、心臓がドキドキして身体が動かない。


リエーフの顔が近づき、私は目をギュッと瞑った。そしてクスリと笑った声が聞こえたと思ったら優しくて、柔らかくて、甘い唇が額に落とされた。


貴(お、おでこ///)

リ「俺、本気で好きですよ。彼女になって下さい」

貴「ぜ・・・全国連れて行ってくれたら、考えてもいい」


自分でもこういうところ、可愛くないって思う。なんで素直に返事できないんだろう。


リ「分かりました!絶対全国に連れて行きますから、待っててください」

当のリエーフは全然気にしてないどころか、いつもの調子でニカっと笑う。全国に進むと信じて疑っていない。

こっちが調子狂っちゃうよ。
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