第23章 恋の有効期限(及川 徹)
松「じゃ、そろそろプレゼントといきますか」
金「つばささん、ホントすみません」
国「あきらめてくださいね」
花「よろしくやってくれ」
貴「は?何の話?」
そういっている間にも部員みんなが私の方へじりじりと寄ってくる。
ソファーに坐っていた私はあっさりとマッキーに両腕をつかまれ、まっつんにおもちゃの手錠をかけられた。
貴「ちょっと!なにしてくれんのよ~~!!」
岩「おまえら、ちゃんと話し合えよ」
貴「い、岩ちゃんまでどうしたの!」
及「え、何?どういうコト?!」
松「はたから見てたらバレバレなんだよ」
金「幸せになってくださいね」
全「「「じゃぁな~~」」」
貴「じゃぁな~~!じゃない!!!説明しなさいよ!」
まっつんは徹に手錠のカギを渡し、みんな帰っていった。
貴「徹、この手錠早く外してよ!」
及「いやぁ・・・、これってホントおいしい状況だなぁと思って」
貴「え、ま、待ってよ徹。あんた何考えてるの?」
及「さて、何でしょう?」
この状況を楽しんでいる徹は私を見ながらニヤリと笑い、私の方へにじり寄る。