第22章 大好きだから・・・(日向翔陽)
次の日の休憩中、一人でいた翔陽にこっそり話しかける。
貴「翔陽、私ケーキ作るから明日うちに寄って帰らない?」
日「あ、俺の誕生日覚えててくれたの!?絶対行く!うぉ~~、手作り楽しみだ~~」
貴「ホント?よかった、早く練習終わるといいよね」
日「そうだね」
澤「休憩終わり―、スパイク練するぞ!」
日「あ、じゃあね」
貴「うん」
スポドリのケースを片付けながら練習を横目で見る。孝支のトスを翔陽が打った。
菅「日向~、今のピッタリだったなぁ」
日「あざーっす!!」
孝支が翔陽の頭をクシャクシャして褒めている。孝支ずるい。私、翔陽の髪クシャクシャしたことないのに!
清「つばさちゃん?どうしたの?」
貴「す、すみません。何でもないです」
・・・翔陽の誕生日。その日くらいは恋人気分に浸っていいよね?できれば・・・やっぱりキスしたいなぁ。いざとなれば自分からでも・・・。うん、頑張る。