第2章 澤村大地 (お誕生日おめでとう記念)
澤「正直お前と一緒にいられるのはうれしい。やっぱ、遠距離は俺もツライ。でも将来にかかわることなんだから、そんな簡単に決めるなよ」
貴「え~、ちゃんと考えてるよ。私、理数系得意でしょ?で先生にも地元じゃもったいないっていわれて、東京の薬学部が充実してるところ紹介してもらったんだ。」
貴「それで薬剤師の国家試験目指そうと思って。6年制だからお金もかかるし、奨学金で行こうと思ってる。先生の話では薬学は大変だから、バイトする暇もないらしいけど。でもデートする暇すらなかったらヤダな~」
と屈託なく笑う。
行き当たりばったりのようで、俺よりも目標をもって将来の事考えてるんじゃないか。俺は自分が情けなく思えた。